2021年2月27日更新
✔就活でどう必要になってくるのか知りたい
✔「ガクチカ」の対策方法を知っておきたい
「これから就活を始めようかな」と思う学生にとって、
はじめの方でよく耳にする「ガクチカ」。
このような疑問に答えていきます。
特に、就活スタートが遅れてしまった学生は、本記事をよく読んでください。
「ガクチカ」対策ができていれば、
就活を始める時期が遅くても、希望の企業から内定を取れる確率がグンと上がります。
2019年の12月・年末から就活を始めて、
1~2か月で内定を4社GETしました。
これが実現できたのは間違いなく
「ガクチカ」を作りこんだからです。
本記事を読めば、
みなさんは就活を始める時期に関係なく、
希望の企業から内定を取れる確率があがるでしょう。
✔ガクチカの定義
✔ガクチカの内容
✔面接官が面接で見ているところ
✔ガクチカの作成方法
この記事を書いている私は、
スタートの遅れた就活生ではありましたが、就活になんとか成功し、現在以下のような労働環境で働いています。
月平均残業
20~30時間
(みなし残業制ではないため、全て残業代に組み込まれます)
給与
初任給21,5000円(+残業代)
ボーナス
2か月分給与
家賃補助
75%補助
(僕は6.8万の物件に1.7万円で住んでいます)
現在使用している、私の新卒入社した会社の名刺です。
✔僕の就活体験談はこちら
1.ガクチカとは
ガクチカの一般的な定義は
「学生時代に力をいれて取り組んだこと」です。
つまり、みなさんが学生時代にやってきた、
サークル活動・アルバイト・研究・インターンシップ・留学などが挙げられます。
ただ、この記事を読んでいるあなたに一つ聞いてみたいことがあります。
「私は○○を学生時代に頑張りました!」
と胸を張って言えることがありますか?
少なくともこの記事を書いている私は無かったです…
結果が出たもの・リーダー経験・留学等も私は無かったので、ガクチカの作成にはてこずりました。
ただ、実は
「ガクチカ」=「学生時代に力を入れて取り組んだこと」
とは、なにも「目に見える、誰が見てもわかる」ように頑張ったことでなくても良いんです!
2.ガクチカの内容
ガクチカとは、文字の定義では「学生時代に力を入れて取り組んだこと」ですが、そんなに力を入れて取り組んだことなんてないよという方が多いと思います。
私もそうでした。
なので、「ガクチカ」攻略のため、私なりのガクチカをお伝えします。
ちなみにこのガクチカ攻略方法で作った私のガクチカは、面接を受けたほとんどの企業の人事から高評価をいただきました。
Ⅰ 学生時代に「何かしらやったこと」
ガクチカが作りづらい理由には、「力を入れて」という文言があるからだと私は思います。
なので、「力を入れてなくても」やったことをあげていけばいいと思います。
学生時代にやったこと、そのものを自分なりにあげていけば、かなりの数があるのではないかなと思います。
例を出してみましょう。
・居酒屋アルバイトで3年間働いた
・サークルで週に2回練習に参加した
・海外旅行に行った
・ゼミで発表会があった
・趣味で読書を毎月1冊読んだ
etc…
このようにあるだけ出していきましょう。
ガクチカが「力を入れて頑張ったこと」じゃなくて良いと思えば、たくさん学生時代にやったことは出てくるのではないでしょうか。
この「学生時代にやったこと」を整理するところからガクチカ作成は始まります。
そして、自分の「やってきたこと」に思考・目標・結果などを肉付けしていきます。ここでは多少盛っても大丈夫です。
詳しい作り方の解説は、以下の記事を参考にしてください。
Ⅱ 自己PRとの違い
よくガクチカと自己PRの違いは何かという質問が来ますが、ざっくり表すとこのような違いがあります。
よく分かる違いその1
間接的に自分の長所・スキルを語る
自己PR
直接的に自分の長所・スキルを語り具体例を述べる
ガクチカは具体的な取り組み内容を語ります。
面接官(人事)は具体的な学生の行動から「あ~この子は○○の時は△△な行動をするのか」と推測します。
つまり面接官が、学生の話すエピソードから、学生の長所・スキルや人物像を捉えていきます。
自己PRは反対に、学生自らが自分の長所・スキル、人物像を語ります。
そしてその裏付け例として、学生は、具体的な行動も面接官に話していきます。
よく分かる違いその2
自分が頑張れるモチベーションを語る(壁の乗り越え方)自己PR
他人対する影響力・自分の人柄を語る(他人との区別)
ガクチカは自分が頑張るモチベーションは何なのか、これについて語ります。
=やらなくても良いけどやった
⇒やろうと思ったきっかけや、やり続けられた理由など
自己PRは他人に対する自分の影響、人柄を語ります。
シンプルに表すとこのようになります。
ガクチカと自己PRの細かな違いについては、以下の記事に記載しておりますので、参考としてご覧ください。
3.面接で面接官が見ているところ
面接官はガクチカに対してどういう観点から見ているのか。
それは以下の通りです。
(どれだけ競争が激しい中取り組んできたか)
✔思考力
(答えのない問いに対して考えられる力)
✔モチベーション
(どういう環境であれば頑張れるのか。頑張るきっかけは何か)
✔学生時代にやってきたことが企業で活かせるか
(理系に多い)
かんたんにまとめると、
自分で考えて、
行動し続けられて、
結果を残せる人
を求めている。
そしてその学生が頑張れる環境が会社にあるかどうかを見定めている
ということです。
ハードルが高すぎるな…
と思うかもしれませんね…
私もそう思っていました。
そんな誇れる結果も、実績もない
自分で考えて行動し続けられる能力ない
モチベーションはお金のためか単位のため…
このような学生がほとんどだと思いますが、大丈夫です。
なぜなら僕もそう思っていたからです。
しかし、僕は、結果的には良い就活の結果を残せることができました。
面接官は誇れるものがない学生でも、他のある点を見ているので、ガクチカの構成・話し方を詰めていけば評価されます。
面接官がガクチカで見ているところに関する記事はこちらをご覧ください。
これから、そんな「誇れるものなんてない」という方に向けたガクチカの作り方・書き方について解説していきます。
4.ガクチカの作り方・書き方
ガクチカの具体的な作り方書き方は、以下の記事で解説しています。
本記事では、かんたんにガクチカの作り方・書き方についてまとめました。
また、学生時代に取り組んだもの別で、作り方を解説しています。
・アルバイト
・サークル
・ゼミ
・留学
・高校時代
※一切何も無い人とは
=4年間ずっと家にいて、バイトも遊びもしなかった人
ゲームもせず映画も観ずずっと家でゴロゴロしていた人
一切何も無い人とはこのレベル感です。
なので皆さんは、何かしらやってきたことはあると思います。
そのあぶり出しが終わってからこの先の記事を読んでください。
ガクチカの具体的な作り方書き方のはこちらの記事で
Ⅰ 一切何も無い人
※一切何も無い人とは
=4年間ずっと家にいて、バイトも遊びもしなかった人
ゲームもせず映画も観ずずっと家でゴロゴロしていた人
②過去の栄光を思い出す
③プロに相談する
①なにか始めるとは、「急がばまわれ」です。
インターンを始めてみたり、プログラミングを勉強してみたり、留学に参加してみたりしてみてください。
時間がない!という方は、「1年間の休学」を大学に申請すれば、「何かをやる」期間は確保できますので、挑戦してみてください。
②過去の栄光を思い出すとは、高校時代の話をするということです。
「大学では何もないのか…」と面接官に良い印象を与えられないかもしれませんが、高校時代の力を入れて取り組んだことが相当なものであった場合(全国大会出場など)は、こちらの選択肢をとっていいでしょう。
③プロに相談するとは、「就活のプロに手伝ってもらう」ことです。
就活のプロは、「就職エージェント」でありますが、特に自己分析に力を入れて取り組んでくれるエージェントなら、自分が気づかなかったガクチカを見つけてくれるかもしれません。エージェントのほとんどは、相談料が無料なので、一度相談に行ってみるのもありでしょう。
自分なりのガクチカが見つかったら、
それに関する記事を読んでみてください。
★一切何も無い人がガクチカを準備するには
②過去の栄光を思い出す
③プロに相談する
Ⅱ アルバイト
アルバイトでガクチカを作っていくときに抑えるポイントは、4点あります。
②後輩のマネジメント(教育)はどうしたか
③お客様・顧客にたいしてどのようなサービスを与えたか
④働くことの苦労はあったか、どれをどう乗り越えたか
これらの質問事項に答えながら、新しく入る会社でどう活かしていくのか、面接官へ「この人材なら活躍してくれそう」とどうアピールしていくのか考えていく必要があります。
Ⅲ サークル
サークルでガクチカを作っていくときに抑えるポイントは、3点あります。
②どんな役割があり、どう考えどう行動したのか
③サークル活動の中で苦労はあったか、どれをどう乗り越えたか
サークルはサークルでも「ただ楽しむためのサークル」では面接でのアピールに繋がりません。
具体的な作成方法は以下の記事を参考にして下さい!
Ⅳ ゼミ・学業
ゼミでガクチカを作っていくときに抑えるポイントは、3点あります。
②なぜゼミをやろう思ったのか
③ゼミの中で苦労はあったか、どれをどう乗り越えたか
ゼミは、学生であればほとんどの人がやらなければいけないものになっています。
つまり、ゼミ=義務と面接官は思います。
義務をいかにして義務と思わせず、能動的に自分から進んで取り組んだかをアピールする必要があります。
Ⅴ 留学
ゼミでガクチカを作っていくときに抑えるポイントは、3点あります。
②留学先での苦労・乗り越え方
③これからどう活かすか
もし、面接を受ける企業が国内企業であれば、大切なのは「英語力があがったか」ではなく、「この会社で活かせるどんな力がついたのか」が言えることです。
留学を通して会社にとって欲しい人材と思わせることが大切です。
Ⅵ 高校時代
高校時代でガクチカを作っていくときに抑えるポイントは、3点あります。
②実績・結果の提示
③それまでの苦悩と乗り越え方
「ガクチカ」を求めてくる際は、ほとんどが大学生時代についてです。
もし大学生時代に何もしてこなかった場合や、「人生で一番頑張ったことは何ですか」といった質問であれば、大学以前の功績を語りましょう。
その際必要なのは、「結果」です。
結果&苦労&乗り越え方は3点セットになりますので、高校時代・もしくは中学時代の話をする際は意識しましょう。
5.まとめ
(どれだけ競争が激しい中取り組んできたか)
✔思考力
(答えのない問いに対して考えられる力)
✔モチベーション
(どういう環境であれば頑張れるのか。頑張るきっかけは何か)
✔学生時代にやってきたことが企業で活かせるか
(理系に多い)
ガクチカの作り方に関する記事
就活スタートが遅れてしまった人が絶対に見るべき記事