✔何を話せばいいのか分からない!
✔内定を取るためのガクチカを作りたい!
「学生時代に力を入れて頑張ったこと」が思い浮かばなかったり、思い浮かんでもどう作ればいいのかわからなかったりする就活生が多いです。
本記事では『どうガクチカの書くのか』だけでなく、
『ガクチカを作る上でのネタ探し』から解説していきますので、
「これから本格的に就活始めようと思っているけど、
準備が全然できてない」という就活生は必見です。
・ガクチカ作りで大切なこと
・ガクチカ作りでやってはいけないこと
・ネタ探しからのガクチカ作り方手順
・ガクチカの書き方(定型)まとめ
2020年3月卒業が決定している中、
2019年の12月・年末から就活を始めて、
1~2か月で内定を4社GETしました。
選考で落ちた企業は2社、選考途中の面接を辞退した企業が4社ありました。
現在は財閥系関係会社で働いています。
現在私が使用している新卒入社した会社の名刺です
1.ガクチカ作りで大切なこと
・相手(企業・人事)が欲しいと思っている人材を知る
・ガクチカで出す一つ一つの行動の理由を詰める
Ⅰ やってきたこと(事実)を並べる
ガクチカでは、「力を入れて頑張ったこと」にこだわる必要はありません。
なぜなら面接官がみたいのは、
学生の行動するモチベーションや、
困難やつらいことの乗り越え方だからです。
自分が頑張ったと思ってなくても、「頑張った」といってしまえば面接官にはわかりません。
なので、どんなことでもいいです、学生生活でやってきたことを紙やメモ帳などに書いて出していきましょう。
居酒屋でアルバイト1年
日雇いのバイト半年
サークルで旅行幹事
サークルでイベント主催
サークル活動以外でも自宅で練習
ゼミで○○についてゼミ内で発表
海外旅行△△国
どんどん出していきましょう。
この個数が多いほど良いです。
短期間でやったことでも構いません。
「1か月○○した」ということも書き出していきます!
Ⅱ 相手(企業・人事)が欲しいと思っている人材を知る
企業や人事の欲しいと思っている人物像をまずは知りましょう。
なぜなら、就活生は面接官に対して、
「私はあなたの会社が求める人材ですよ」とアピールすることが大切だからです。
ガクチカ=そのチェックをするために学生に投げかける質問
会社が求める人物像を把握するためには、3つの方法があります。
①ホームページから調査
②OBOG訪問等の第三者からの情報収集
③企業の人事から就職エージェントを通して入手
OBOG訪問アプリでおススメなのはマッチャ―かビズリーチキャンパスです。
就職エージェントに関しては、別記事で解説していますので、こちらをご覧ください
Ⅲ ガクチカで出す一つ一つの行動の理由を詰める
ガクチカを作成する際に、自分が起こした行動・選択に関して、必ず動機・理由を述べられるようにしましょう。
なぜなら、この行動の動機や理由が、ガクチカの一番重要な点だからです。
人事は、面接で学生の思考プロセスやモチベーションを探っています。
なので、学生がガクチカを面接で話すと、
必ず面接官から「なぜ○○したの?」「どうして△△が良いと思ったの?」と聞かれます。
この質問に対して、はっきり答えられるようにしておくことが大事になります。
2.ガクチカ作りでやってはいけないこと
よく就活生がやってしまいがちなことですが、活動まるごとやってないのにやったことにする「完全な嘘」の作成は良くありません。
理由は2つあります。
②自分を偽る→入社できてもそれは嘘の自分でミスマッチに
【詰められるとぼろが出る可能性がある】
例えば、思いもよらぬ質問されたときに、考え込んでしまいます。
また、自分が言ったことを忘れてしまい、「さっきは○○○って言ってなかった?」と面接官に言われることも…
面接官は人を見るプロなので、「嘘ついてるかも…」と勘付いてしまいます。
結果的に面接落ちするということがあります。
【自分を偽る→入社できてもそれは嘘の自分。結局ミスマッチに】
もし完全な嘘を付けられて入社できても、入社時のあなたの像は、嘘で出来上がった像です。
つまり、本当のあなたとのマッチングはしていません。
結局就職できたけど、「辞めたい…」ということになってしまうかも…
そうならないためには、完全な自分を偽るような嘘をつかないことです。
3.ガクチカの作り方
Ⅰ 作り方手順解説
学生時代に「やったこと」を書き出します。
ガクチカのネタ探しです。
ここではどのくらい頑張ったか、また期間はどのくらいかといったことはほとんど関係ありません。
居酒屋でアルバイト1年
日雇いのバイト半年
オフィスでの雑用アルバイト2年
サークルで旅行幹事
サークルでイベント主催
サークル活動以外でも自宅で練習
ゼミで○○についてゼミ内で発表
海外旅行△△国
①で上げた「自分が学生時代にやったこと」で、悩んだこと・苦労したことなどを書き出していきます。
自分では「大変だったな」「工夫したな」と思っていなくても書き出しましょう。
その後、多少の「誇張」を入れても大丈夫です。
例
【オフィスでの雑用アルバイト(誇張後)】
大変だったこと
・決まった仕事が無いため、慣れてない業務にすぐ対応しないといけない。
・新人研修のマニュアルが無い
工夫したこと
・指示される前から、仕事を取ってくる。
・やったことのない仕事は先回りして社員に教えてもらう。
・バイト同士でマニュアルを作成。
【実際のところ(誇張前)】
・指示されるまでは、本を読む
・指示されそうと思ったら、先に社員に聴く
・できない仕事はできないと正直に言い、そのあとで教えてもらう
・グループラインのノート・アルバムに仕事内容を載せただけ
このようなグレーな誇張はしても大丈夫です。全く誇張せずに頑張ったことを話せる場合は、それが一番良いので、誇張は『奥の手』として、活用しましょう。
会社が求める人物像を把握する方法
⑴ ホームページから調査
⑵ OBOG訪問で第三者からの情報収集
⑶ 企業の人事から就職エージェントを通して入手
⑴ホームページから調査
三菱重工 (mhi.com)より引用
多くの企業が、新卒採用ページに『求める人材』を記載しています。
⑵OBOG訪問等の第三者からの情報収集
マッチャ―やビズリーチキャンパスを使ったOBOG訪問がおすすめです。
どういった人材が選考とおりやすいか、また面接ではどんなことを聞かれたかといった情報を収集しましょう。
⑶ 企業の人事から就職エージェントを通して入手
この方法が一番正確に情報を入手できる方法です。
就職エージェントは学生と企業のマッチングが仕事です。
つまり、企業が求める人物像を100%把握しているため、エージェントから細かな人物像・聞かれる質問の情報などを入手しましょう。
就職エージェントについての記事はこちらです。
ここで必要になってくる力が2つあります。
・抽象化
・共通項探し
まず、自分のやったこと・考えたことの具体例を抽象化します。
例
大変だったこと
・決まった仕事が無いため、慣れてない業務にすぐ対応しないといけない。
・新人研修のマニュアルが無い
工夫したこと
・指示される前から、仕事を取ってくる。
・やったことのない仕事は先回りして社員に教えてもらう。
・バイト同士でマニュアルを作成しようと声掛けを実践・実行
✔自ら現状の問題点を想起し、改善行動を起こす
✔指示待ちではなく、
必要になる仕事を考えて行動できる
✔わからないことは積極的に質問する
etc…
もし、面接を受ける企業の求める人物像が、
三菱重工の求める人物像の1つにあるような
「柔軟な発想で自ら考え行動し、新しい価値を生み出せる」人だとしたら、例で抽象化したこちらの点が当てはまります。
✔自ら現状の問題点を想起し、改善行動を起こす
✔指示待ちではなく必要になる仕事を考えて行動できる
企業の求める人物像との共通項が自分の経験で見つかったら、そのことについてのエピソード作りをします。
本記事の例であれば、
✔指示される前から、仕事を取ってくる
✔バイト同士でマニュアルを作成
これらが、「柔軟な発想で自ら考え行動し、新しい価値を生み出せる」人に当てはまると考えられます。
つまり、学生時代に頑張ったことは何ですか?と聞かれた場合の準備はこちらです。
Ⅱ フィードバックの必要性
手順解説で見せたようにガクチカを作成すれば、ほとんどの面接で好印象を与えられます。
しかし、このように思われた方がいるかもしれません。
そういう場合は友達か、就活サポートのプロに
フィードバックを受けましょう。
フィードバックを受けることで思わぬ穴が見つかったり、より良いアピール構成が作れたり、質問されたときの対策が打てます。
もし、就活サポートのプロにガクチカ作成を手伝ってほしい場合は、まず下の記事を見て就職エージェントの選び方や使い方を学んでください。
何も知らずにエージェントに登録すると、自分の理想の会社に入れなくなりますので、ご注意を…
4.ガクチカの書き方
ES・履歴書に書くガクチカは、これからあげる二つのテンプレートに従って書くと良いです。
【3.ガクチカの作り方】でガクチカの大枠が出来上がったら、あとは型に当てはめるだけです。
ガクチカのフレームワーク
⇊
②理由
⇊
③目標・苦労したこと
⇊
④取り組んだ内容・結果
⇊
⑤自分の人柄
⇊
⑥会社での活かし方
①~⑥を埋めていくことで、ガクチカをきれいに作ることができます。
ガクチカ例文集は以下の記事をご覧ください。
結論:オフィスでの雑用バイトで用いる新人用マニュアル作成を行った。
理由:新人用のマニュアルが無く、新人は仕事を覚えづらそうにしていたため。自分も入社したとき覚えるのに苦労したため。教える側の負担を減らすため。
目標・苦労したこと:初めての研修時にそのマニュアルを観れば仕事が分かるようにすることが目標。しかし、新人の分からないところが分からなかった。言葉や場所も事細かく説明しなければならなかった。
取り組んだ内容・結果:おおざっぱに作成後、作成後同期や社員からフィードバックを受け改善を図りながら、細かな用語の説明を含め、初めての業務に就く人でもわかりやすいマニュアルができあがった。
自分の人柄:自ら現状の問題点を想起し、改善行動を能動的に起こせる。指示待ちではなく、必要になる仕事を考えて行動できる。
会社での活かし方:柔軟な発想で自ら考え行動し、新しい価値(○○)を生み出そうと思っている。
PREP法
R(Reason=理由)
E(Example=具体例)
P(Point=結論)
簡潔に・短く論点を抑えられる文型です。
STAR法
T(Task=課題・目標)
A(Action=行動内容)
R(Result=成果・結果)
客観的な結果や数字がはっきり出ている場合は、こちらの文型を使うと非常にスムーズに文が作れます。
まとめ
ガクチカの作り方
ガクチカの完成度を高めていくには、
第三者型からのフィードバック・添削作業で日々改善していくことが大切です。
そこでは二つのことを頑張りました。
1点目は、社員から指示される前に、自分にやれる仕事は無いか社員に聴き、仕事をさせられるのではなく、取りに行くスタンスで業務を行っていたことです。
2点目は、バイトの新人研修マニュアルが私が入ったときになかったため、一から新しく作成したことです。